ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

新人ごっこ。

新年度。桜は十分見た。

大学卒業してすぐニートをやっていたので、

23歳になる年の4月からフレッシュマンとして過ごすというのを体験しなかった。

ま、30歳になる年の4月から疑似体験してもいいべ。

 

家計簿を3年ほど続けてきたが、

ログをとることをあまり苦に思わないので、

発展段階として簿記3級の勉強をしてみようと思った。

資格取るかは決めてないけど、

もし取ったら、取った未来から現在にさかのぼってのひきこもり期間は、

(資格取得の)準備期間だったんだねと意味づけされる。

 

今日は仕訳の左借方、右貸方という右左と勘定科目と8つのルールをざっと見て、

覚え方を考えるとこまで。

 

入社1年目の教科書、営業1年生向けの本、

コンサル1年目の資料作成の本、入社1年目向けエクセルの使い方の本など、

近年の本を図書館で借りて眺めることにした。

本を使って向き不向きをつかめたらラッキー!な感じで。

技術系や医療系の新人向けの本も入れてもいいかもしれない。

本当の動機、恨みについてるんです。なんて面接で言えない

待遇が良いからとか、安定しているからとか、

今伸びてきているからとか、将来性がありそうとか、

そういう志望理由だと待遇が悪くなったり、不安定になったり、

成長が見込めなくなったらバイバイになっちゃう。

 

それなりのところに入ってキャリア積まないとって縛りを感じていた、

新卒就活のときに意識していた言葉。

「上士は恨みにつく

中士は利につく

下士は勢いにつく」

 

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最初の就職では恨みについた。

どうしても気になって気になってどうしょうもないものを見極めてやる、と。

 

カーストの最底辺でのあれやこれやをこれでもかってくらい刻み付けて、

もう十分体験するだけ体験して、「ああ、こいつが正体か」と思ったところで、

無理がたたってぶっ倒れた。

 

最底辺から抜け出すとぬるくなる。下に押し付ける分、楽になるから。

ぬるくなれば、鈍くなる。のど元過ぎて熱さを忘れるんだから。

鈍る前に飛び出した。

 

まだ言語化して整理できていない部分もたくさんあるけれど、

心が片付いたら、もっと自由に選び取れるような気がするんだ。

 

関連記事。3年後には時機に従い、自由に捨てる感じになった。

akisibu.hatenablog.com

まなざしと声

隠居のバリエーションの一つとして、

カントリージェントルマン、白洲次郎をメインに読んでいたら、

「まなざし」というキーワードが浮かんだ。

 

ドツボにはまっている自分を、

外側から傍観している冷めた目で見ている自分がいる。

解離した自分のまなざし。

加えて声がする(助けとなるヒントが多い。イマジナリーフレンド的)のが平常運転。

声がしないときは没入してハイになってるか激鬱か、制御困難な状態。

 

ふと気配を消してみよう、とか思いついて、

そうしようと声がして、気配を消す。

空気にとけこもう、風にとけこもう、水にとけこもう、

地面になろう、床になろう、空になろう。

ふわーっと粒々になってバラバラに散っていくような感覚。

明鏡止水でありたい

読んでいて頭がスースー。清涼感がして、じんわり心地よくなる文章がある。

自分にとって相性がいい。

その一方で、ガチャガチャしてこんがらがってくる文章がある。

自分にとって相性が良くない。

 

本を読むときにも、検索で見つけたブログを読むときにも、

相性を気にかけるようになった。

というか、身体感覚を研ぎ澄ますようになった。

座蒲の効果もあるかも。

 

空海

白隠

剣と禅だと寺田宗有と白井亨、山岡鉄舟

イリアムオスラー、

終末期医療の本あたりが相性がいいらしい。

 

スースーしてると、欲がなくなるんだが、

身体技法に凝っている。

筋トレ、というより

丹田を練る、みたいな方向性で。

ふきのとうと縄ないスキル獲得

雪深い山へ。

事前に図書館で郷土史資料(禁帯出シール付き)をかいつまんで読んでおいた。

ふきのとうを天ぷらにすると苦みがカバーされて食べやすいらしいことが本にあった。

 

雪の中を掘ればふきのとうの浅葱色が目についた。

とれたてのふきのとうを洗って、片栗粉をまぶして、オリーブオイルで炒めた。

梅昆布茶の粉つけて食べてみた。

食べよい。

 

縄のない方を練習してきた。

一応、動画で、作っているときの動作を見たことがある。

 

藁を柔らかくするために石臼の上に置いて木槌で叩く。

藁束を持ってみたときに、ほどよいアーチを描けばいい感じみたいだ。

宇奈月湖に架かる赤い湖面橋のゆるやかなアーチを想起した。

 

やわこくなった藁で縄をなう。

儂は左手のひらに縄を乗せて右手を前にスライドさせて右手を戻すときに片方の束を持って繰る。

このやり方をすると、S字のヨリヨリができる。S撚りというのかな。

逆のやりかたをすればZ撚りになるんだろう、たぶん。

他の人がなった縄は逆向きだったから。

通常使うのと逆向きのものは、しめ縄用らしい。

 

草履もこさえた。

布草履を作るときにも参考になるかも。

作ってみたことで、博物館などの展示品をよく見ようとするだろう。

 

手のひらが筋肉痛だ。

充電付き棺桶があったらいいかも妄想

宮崎市エンディングノートを参考にしつつ、終末期を考える日々。

20代なら、まだ早いだろうとツッコミが入るが、
本人としてはそろそろ考えておこうと思うわけだ。

延命治療、葬儀、マイナスの遺産、諸手続き。と書いてきて、
デジタル資産やSNSのアカウントはどうしようか、うーむ。

ギラギラしたハングリー精神でバリバリ生きていくぞー!

という意欲に乏しく、

そうまでして生きていたいとは思えないのう、のほほん。

というか、

もうあんまり思い残すこともないかな。いつお迎えが来てもいい。

みたいな心境になってきている。

死を受け入れるようになったきっかけは大学の卒論だが。

ネットをしているうちに、ある日そっと息を引き取ったとして、
孤独死だと死体と遺品整理の片付けの問題が出てくる。

死体については普段から棺桶に入って生活していれば、片付けも直葬もやりやすいだろう。

旅行のときも、寝床を兼ねつつ、いつ死んでもいいように、スーツケースでガラガラ引っ張って歩くように、棺桶に車輪をつけてガラガラできるといいかも。コンパクトにできるとなおよい。
旅先では電源の確保も難しいと思うから、棺桶に充電機能が付いていると便利だ。発電なり蓄電なりの設備が必要そうだが。

29歳女性「ついに座禅用座布団を買った」

仏具屋さんを通りがかり、ふと思い出して「坐蒲(ざふ)ありませんか~?」と聞く。店の隅っこから、うっすらほこりをかぶった黒くて丸い座布団が出てくる。

「そうそう、それそれ~。それ、買います!」

 

今週のお題「今年買って良かったモノ」

 

大学時代、仙台北山の禅寺でときどき座禅をしていた。

線香の香りが充満したお堂での座禅会。

多くの人に使い込まれてぺたんこになりかけの坐蒲の形を整えてから坐ると、

やや硬めのしっかりした感触がお尻に伝わる。

脚を組んでバランスをとると、背筋がすっと伸びる心地がした。

「いつかはマイ坐蒲!」と思った。

仏具屋さんで買えると聞いたが、

クッションとしては値段が高い部類だと思った。

 

座布団を解体して坐蒲の自作をしたこともある。

綿の詰めこみ方がゆるくて、

バランスボールを一回り小さくしたようなサイズの丸いクッションができた。

自作坐蒲はそれなりに使えた。数年で壊れたけど。

 

座禅アイテムとしては、線香や塗香の用意がある。

(線香は墓参りや親戚の家の仏壇のときも使う。)

そこにマイ坐蒲が加わったことで、

瞑想ライフのQOLが上がった。

骨盤周りも安定するし、背筋も伸びるから、

たぶん身体も整えられるだろう。

 

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