ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

ローカル線で3人連携プレーで蜂を逃がした話

日常の一コマを切り取ってみる。

ガラガラに空いているローカル線に乗ってガタンゴトンと揺られながら、

車窓をぼーっと眺めていた。車掌のすぐそばの最前列のシートに座っている。
ブンブンいう音が割と近くで聞こえるなーと思って見上げてみる。


蜂だ。
マンバチかなんかそれ系のデカめの蜂が窓ガラスにコツンコツン当たりながら窓から出ようともがいている。

隣に座っているおばあさんがおもむろにティッシュを取り出したかと思うと、蜂に被せようとした。蜂は向かいの座席に飛んでいった。
向かいの座席には若い大学生らしきカップルがいて、蜂が来たら、「わっ」と避けた。
若いカップルの、男の方が電車の窓を下から持ち上げて開け始めた。
蜂は窓の上の方にいるので、空いているのに気づいていないようだ。

儂はすくっと立ち上がり、向かいの座席にすたすた歩いて行って、

手に持っていたチラシ片手に、蜂をすくおうとした。

シュッと!

蜂がシートに叩き落とされた。
カップルのすぐそばだったから、
「わあ。」とカップルが飛びのいた。

儂は、今度はシートにチラシを振りかざし、

くるりと回転させて
ピッと
窓から蜂を外に出した。

カップルは窓を閉め始めた。
おばあさんが「慣れているのね」と呟いた。
車掌はずっと正面を向いているから、蜂のことなんぞ知らんだろう。
まあ、田舎ではよくある光景のはず。

首都圏の混雑した電車だったらどうなんだろうな?

【祖母力】ほぼ食べ物しか買わない

最近は食べ物くらいしか買わない。

ゆるめの糖質制限をしているので、あまり外食しない。
グルメ情報に心が動かされることがまずない。
米もあまり食べなくなった。
パンやうどんやパスタなどの麺類、イモ類も食べなくなり、買うことはなくなった。
そばは食べる。
おやつも買う頻度が減った。スナック菓子もほとんど食べなくなった。

野菜や果物はちょくちょく買う。見切り品コーナーをよく見る。
苗や種を育てる家庭菜園もやる。

買うときに心理的にダメージくらうし、店に行くとだるくなるので、
ショッピングはあまり好きじゃない。

あったら便利=nice to have

なきゃ困る=must have
を見分けるために、
これって虚需じゃない?って問うようにしたら、
買わないことにする機会が増えた。

なきゃ、ないなりに。なきゃ、つくればいい精神がある。

自炊スキルを上げたら、レンジで調理するレパートリーが増えた。出来合いのものを買う頻度が下がった。
クックパッドをよく参照する。ネット検索、便利。
図書館で料理関連の本もすぐ探せるような検索スキルもあるし。

ファストフードとかジャンクなものを10代の頃は好んでいたが、
味覚が大人になったのか、手の込んだ家庭料理を好むようになった。

女子力というより祖母力かな。
やがて、デジタルに強いコンピューターおばあちゃんになるのだろうか?
 
関連記事。
食べ物関連。

においの記憶に振り回された日

プルースト効果っていうんだっけ。

 

昨日の風は、2001年5月に中学の修学旅行で東京に行って、国会議事堂あたりを見た日の記憶を呼び起こさせるにおいだった。このにおい記憶は草や新緑が日光をよく浴びているヴィジュアルイメージと連動している。

見学の後、昼食で天丼を食べて食べ慣れなくて具合悪くなったことまで鮮明に思い出した。味覚の記憶まで想起された。

なので昨日の日中は天ぷらのようなアブラギッシュなものは口にしないように気を付けていた。また具合が悪くなると、記憶が強化されそうだから回避しよう、と。

なんだか落ち着かなかった。

 

夜になると風のにおいも変わった。甘みがある。

この風も記憶があるが、目の前の視覚情報とのギャップで思い出せそうで思い出せない。静かな感じはする。

 

今日の風のにおいは穏やかだ。

戸を開けるとき、ドキドキする。

今日の風のにおいによって、いつどんなときの記憶が呼び起こされるかなって。

 

明日は明日の風が吹く~。

はじめはなんとなく、だったんだよね。

ブログは、今日の儂にとっては、ログポース(記録指針)なのじゃ。

ONE PIECE』でいうと。

「よーし、今日はここまで考えた」ってね。

今週のお題「私がブログを書く理由」

 

今の自分がどういうことに関心を持っていて、

これからどういう方向に行こうとしているか、

最近インプットして思ったことが書いてあることが多い。

リアルがカオスだったときには書けなくなったことも何度もあったけど、

言語化していくうちに整理されていったように思う。未整理も多い。

 

過去記事見るときは過去の自分にアクセスできる。

あのときの自分は何をやっていたか、何考えてたか、

文字打ち込んでいたときに感じた季節の匂いの記憶まで蘇ることもある。

自分データベース。

分散して蓄積しているから、探すのが面倒だったりする問題もある。

 

他の場所で、書き出して頭をスッキリさせるために書くことも結構あるけど、

ここでブログを書くのは、

なるべく清々しい精神状態(自分の中で心地よい風が吹く状態)に整えたいとき。

 

ブログを通じてコミュニティができるかも。

pha『持たない幸福論』を読んだ。

pha.hateblo.jp

コミュニティ=キノコ。生態系の中の分解者。他には生産者と消費者。

そういえば、興味を持った図鑑はきのこ図鑑だった。特に毒キノコ。

できればコミュニティの規模は適正規模でやりたい、というのがある。

 

どうやったら生きていける力がつくのかという問いに

体当たりで試す方に時間を充てているので

記録としてのブログはやっぱり時々更新になる。

関連記事。はてなブログでの初心。

akisibu.hatenablog.com

新人ごっこ。

新年度。桜は十分見た。

大学卒業してすぐニートをやっていたので、

23歳になる年の4月からフレッシュマンとして過ごすというのを体験しなかった。

ま、30歳になる年の4月から疑似体験してもいいべ。

 

家計簿を3年ほど続けてきたが、

ログをとることをあまり苦に思わないので、

発展段階として簿記3級の勉強をしてみようと思った。

資格取るかは決めてないけど、

もし取ったら、取った未来から現在にさかのぼってのひきこもり期間は、

(資格取得の)準備期間だったんだねと意味づけされる。

 

今日は仕訳の左借方、右貸方という右左と勘定科目と8つのルールをざっと見て、

覚え方を考えるとこまで。

 

入社1年目の教科書、営業1年生向けの本、

コンサル1年目の資料作成の本、入社1年目向けエクセルの使い方の本など、

近年の本を図書館で借りて眺めることにした。

本を使って向き不向きをつかめたらラッキー!な感じで。

技術系や医療系の新人向けの本も入れてもいいかもしれない。

本当の動機、恨みについてるんです。なんて面接で言えない

待遇が良いからとか、安定しているからとか、

今伸びてきているからとか、将来性がありそうとか、

そういう志望理由だと待遇が悪くなったり、不安定になったり、

成長が見込めなくなったらバイバイになっちゃう。

 

それなりのところに入ってキャリア積まないとって縛りを感じていた、

新卒就活のときに意識していた言葉。

「上士は恨みにつく

中士は利につく

下士は勢いにつく」

 

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最初の就職では恨みについた。

どうしても気になって気になってどうしょうもないものを見極めてやる、と。

 

カーストの最底辺でのあれやこれやをこれでもかってくらい刻み付けて、

もう十分体験するだけ体験して、「ああ、こいつが正体か」と思ったところで、

無理がたたってぶっ倒れた。

 

最底辺から抜け出すとぬるくなる。下に押し付ける分、楽になるから。

ぬるくなれば、鈍くなる。のど元過ぎて熱さを忘れるんだから。

鈍る前に飛び出した。

 

まだ言語化して整理できていない部分もたくさんあるけれど、

心が片付いたら、もっと自由に選び取れるような気がするんだ。

 

関連記事。3年後には時機に従い、自由に捨てる感じになった。

akisibu.hatenablog.com