在宅勤務を試している。職住一体のライフスタイル。
6時間。(昔の哲学者が生活費のために働く時間は少ない方がいいと言って、6時間が理想だったらしいとを公衆衛生学の教科書で読んだ)
時間の余裕を感じる。貴重なのは健康時間。
ほとんどの時を座りっぱなしでパソコンとにらめっこして過ごす。
何も気を付けていなければ、デスクワークの人のありがちな職業病に陥る。
頭痛、首こり、肩こり、腰痛、疲れ目、血行不良、痔…
仕事選びは、どんな職業病になりたいかを選択するという側面があるように思う。
だが、自分が就活生だったときは、どの仕事を選ぶとどんなライフスタイルで、どういう怪我や病気がつきものかといった観点は、すっぽり抜けていた。知っていたら、対策もできたかもしれないが、続かなかったので前は早期離職した。
働くこと自体が健康を害するようならば働かないだろうが、働くと健康になる仕事が発見されれば、働きたいという人は潜在的だがいそうな気がする。
働くと健康になる仕事は今どんどん価値が上がっているように思う。
デスクワークの職業病は姿勢が悪いせいだ、といわれてきた。
机にぐでっと潰れて勉強する学生時代から姿勢が悪い。ちょっと姿勢が良いとださいとか浮いちゃう学校コミュニティに放り込まれると、周りの人的環境下で擬態するために姿勢を悪くしたり、新品のおろしたての靴や服なんかをわざとボロボロにするとか陰ながら努力を要する。
学生時代にフルコマ入れて、朝から夕方まで大人しく講義室の木の座席に座って授業聞いてたら痔になったので、座学中心の学校というのは痔持ち養成所という側面がありそうだ。
静岡だと地震津波に備えて防災頭巾にもなるクッションを椅子の上に乗せていたから、マイ座蒲団を講義室に持ち込んでいたら、少しはマシだったかもしれないがそこまで知恵も回らずに過ごしてしまった。
じゃあ、一日中座っているようなライフスタイルで姿勢のいい人って?
思い浮かんだファーストアンサーが禅宗の人。
禅寺で座蒲団を使っていたので、それを取り入れた。
勤務中、プライベートも椅子の上に座禅用座蒲団を乗せて、
クッションとして利用している。
半年以上座り続けて、
骨盤底あたりの後ろの方でクッションが当たり続ける部分が
ずっと圧迫されて地味に痛い感じがするようになった。
身体が痛みのシグナルを出しているので、ひどくなる前に何か対策をしなければひどい目に合う。以前、身体の声を無視してそのままやり続けたら、身体を壊すのにかかった期間(約1年)の6倍の時間(約6年)を回復に要した。
姿勢のいい人のセカンドアンサーが、乗馬の人。
普通は座禅用座蒲団の平べったい面に座るが、
側面に座ることで圧迫される面を会陰かその前の方にずらす。
ロデオ座りと呼んでいる。
ふと、圧迫しなきゃいいんじゃないか、と思って、
と椅子から降りて膝立ちになると、股関節が伸びる気がする。
床に膝が当たって圧迫されて痛くなったら椅子に戻るが、
患部を圧迫したくないため、
椅子の上でしゃがむ。(デスノートのL座り)
椅子の上でしゃがんでいるうち、足が疲れて、椅子の上で正座。
正座したら足がしびれて、ちょっと足を崩す。
たまには、立つ。ちょこちょこ散歩する。
座りっぱなし、と一口で言うが、
座りながらこまごま姿勢を変えて、
同じ姿勢をぶっ続けでやって特定部位を圧迫疲労させ続けないのが
要諦のような気がしてきた。
関連記事。坐蒲購入した頃。
akisibu.hatenablog.com