ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

リモート肩とリモート腰を自力でケアする

PCやスマホタブレットを使っているとき身体は左右対称でない。

そして、姿勢を支える環境設定次第で、心身にかかる負荷が変わる。

参考

https://www.tuad.ac.jp/2020/05/86484/?fbclid=IwAR1__k6cEAQCVb31uzD8hQfEQkmE4h9IHg4roMp_G2hy2a1bj9VIcFqViA4

 

体を横たえて観察する。

肩甲骨も骨盤も左前、右後ろに回旋していた。

回旋の程度の甚だしさが不快感の度合いに影響するように感じる。

 

手で身体を流れる線、ときどき光って見える線をなぞるように撫でる。

線と線がぶつかるところで手を止める。要所だからだ。

肩甲骨の下の方で手が止まったが、この回旋を一度リセットしないと。

今回の儂は、ふっと閃いたんでクイクイした。

そしたら、クイクイしてない他のところもグググと動き出した。

 

もっと一般人に伝わるように言語的にわかりやすく説明できないのか?と言われたら、その動作や体感を言語に置き換える作業を儂より素早くできるような適任者は、おそらく小説家か詩人且つ整体や手技療法も嗜んでいる者あたりだと見当をつけている。

少なくとも儂じゃない。

ただ、誰にでも全く同一のインスピレーションが降臨してくれるわけじゃない。天からのラブレターが直接届いた当事者は、誰よりも早く中身を見ることができる。見た中身について他の人に伝えた場合、理解してもらえるかもしれないし、全然わかってもらえないかもしれない。他者にわかってもらえない体験から伝えることを諦めることも多々ある。手紙の中身の話を聞いた他の人もまた自分なりの理解で、別の人に話をする連鎖は、取り次ぐ回数が増えるとどこかでコピーエラーが累積する伝言ゲームだ。

届きたての手紙の中を見て、これを何と言ったらいいか?という問いの答えをなんとかひねりだしたのが「クイクイ」や「グググ」だっただけ。

 

さて、リセットの方法は様々だ。流派によって教義が違う。

だが、痛みを抱える患者の立場からしたら、

そのリセットの方法で辛さがなくなるかどうかが問題だ。

どの流派が正しいとか権威があるとか派閥争いにも、

理論について誰が一番エレガントに説明する能力があるか選手権にも然程興味がない。

それよりも、このかけがえのない自分にとって、

やってみて実際に効果を感じられるか否かが重要だ。

「験なくば礼不請」?いや、験がなきゃやってみる意味がない。

今日やったクイクイが、再現性があるかわからない。

明日の自分に効果があるか?

明日は明日の身体の使い方をする。

どんな動きをするかなんて予見できない。

回旋パターンを知って一回意識したことのある脳で使う身体と、

パターンを知る前の無意識な脳で使う身体とで、

一見同じようで微差がある。

微差を感じる毎瞬毎瞬を脳の記憶に刻み込む。

これを積み重ね、積分してできている脳神経をはじめ全身のネットワークが、

今も生成変化を続ける儂の物理的な資産だ。