ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

人の中に根と翼と芽を育む

しけ寒い夏土用に、自然界での肌感覚は6月。

なのに、人間界の暦は8月。

今年は何もかもが異例に思える。

この夏土用~お盆はがっつりひきこもりだ。

束の間の小康期を有効活用できたことにsatisfied。

 

窓辺から差し込む暖色光が目をそそる。

外に目をやり、夕日を眺め、「勝てないなあ。」と呟く。

細部への着目と色彩へのsensitivityは

絵描きの眼差しを継いでることにrootsがある。

 

 

Zwei Dinge sollen Kinder von ihren Eltern bekommen: Wurzeln und Flügel.”

ゲーテが本当に言ったのかよくわからないけど、

言いそうだなとも感じさせるものがある。

 

翼なら中学時代までには受け取っていた。

発明・芸術・科学技術。ルネサンスへの憧れ、イタリア、西洋文明。

エスペラント語ギリシャ語、ラテン語、広くインド・ヨーロッパ言語への興味。

インド神話。難読漢字。

 

根は大学時代から掘り始めた。

姓名・地名・歴史・伝承・遺伝と育ち。石碑解読。旧字体異体字変体仮名

 

芽も培った。

「すべての芽を培え」https://www.aozora.gr.jp/cards/001395/files/49895_42654.html

和辻哲郎の『偶像再興』。東大後期入試に出たことがあるから、解くのに読んだのを今でも覚えている。

大学に入ってすぐFree Study Noteに100のお題を書いてみた。

その時、関心を持ったことは何でも、高尚なのも卑俗なのもお題として追加していく。

時々リストを見返して、以前の関心と今の関心のdiffをとる。

最近ご無沙汰なお題があっても、構わない。

「辞めたんじゃない、潜っているだけだ。またつっついてやれば浮かんでくる」

 

自分が経験したくともできなかった経験をしてきた人を見つけて

話を聞く、読むというのは、

やりたかった経験がはっきりするほど、

心理面でのGreat Attractorが作用するのか、

持ってる人間感知器が反応する。

 

根と翼の間には、芽たちがぐんぐん伸びててくれるとよいのう。