ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

コロナ疲れと聞いて『デカメロン』的やり過ごし方があったな、と

なんとなく自粛ムードで楽しいこと奪われ割を喰ってる感があるのが東日本大震災直後を思い出す。

リーマンショックのとき、どうだったっけ?って参照したくなる経済状況。

親に聞いたら、一斉にひきこもるようにって休校は体験したことない、という新しさ。

楽しくひきこもるにはコツがある。

脳内麻薬調整で気分の良さが持続する時間を持つのと、

ただ可処分時間があるのは違う。

デカメロン』は気晴らしの一例ともいえる。

https://booklog.jp/item/1/4309206042?page=1&perpage=10&rating=0&is_read_more=1&sort=1

 

読書三余の冬、雨、夜。

突然降ってきた暇な時間に対して、時間投資家としての自分はいつ何をどのくらいやるか?答えを用意していた人、即答えが見つかる人にはチャンスが巡ってきたんだな、と兆しを感じる。

新暦の雛祭りも近く、陽気が出てきたものの、ひきこもる生活なら冬と過ごし方が近くなるので、身体にとっては冬が伸びたように思うだろう。

3月の節目は3/5啓蟄、3/10満月、春彼岸。

クロッカスが咲いて、鳥の鳴き声に聞き耳を立てて、何の鳥かなと検索する。イカルが近年になって気に入った。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1381.html

今では夏の知らせだなと感じるアカショウビンの鳴き声は、初めて聞いた時には誰かふざけて効果音仕掛けたのか?など、まさか鳥だと思わなかった。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1376.html

 

源氏物語』の若菜下に、「女は春をあはれぶと」と引いていて、男は秋に感じるものがあるようで、これはホルモンの季節変動の話にかかわるもののようにも解読できる。ぼうっとぼやけた春の夕暮れに呂の曲に意識を向けるのも趣がある過ごし方だろう。

星を見ながらそらし目を覚え、これは画面に対して斜に構えることでガン見集中し過ぎで疲労するのを防ぐ防衛術に転用できると気づいたのだった。