ド地味生活

滋味ある地の暮らしが精神を耕す

厳寒にめぐりくる想い。Ordnung,Bildung

大寒シーズンである。

冬は、体調崩す。消化器系や呼吸器系。

 

今年大事にしたい問い。

「これってなにでできてるの?」
 
だいたいの答えは素材だったり、原料だったり。
作業自体も、一見すると単純労働っぽかったり。
 
むしろ、聞きたいのは、
現場の工夫、直感や閃き、
先人の知恵との相互作用だったりする。
 
可処分時間は、自由研究の時間。
少ないお金や限りある気力体力でも、
より良い選択肢を列挙し、最適解を判断するために使いたい。
買わないので済むのならそれがいいし、
いざとなれば自給できるようになるのもいい。

 

なるべく、精神状態は励起状態にしておきたい。

心の栄養、神経伝達物質分泌の呼び水になるものを吟味する。

幸福感とは神経伝達物質の放出と受容のことなんだと思っている。

 

聴く処方箋。店内で流れるBGMが印象的で、思わず曲名を尋ねたところ、曲目リストの表示画面を写した週末。そして、ググってみつけた。

ホットコーヒーと果物、ヨーグルトを食卓に並べて、

朝ごはんできたよー。ってシチュエーションで聴いてみた。

フリーBGM素材 『Breakfast is ready』 試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

ヘビロテして脳内音楽で自家中毒っぽくなってきたら耳直しにゆったりめのひらひら。もいいかな。
 
発達障害で、依存になりやすい脳だという自覚があるから、
幸福感は自給できるならそれが一番だと思う。
逃避したい日常があるならば、それだけ日常生活が地獄なわけで、
荒廃した生活をリビルドするのも大儀だが、
切り盛りが下手なまま徐々に問題が堆積していくうちに荒廃した生活環境(ゴミ屋敷とかね)しか知らないまま育って、
再建どころか、いまだかつて生活をビルドできたことがないような子に基本的な生活習慣や生きていくための知恵を授けるのはもっと大儀だと思う。
 
あまりに内面が荒廃して、長い間補給も手当てもなく戦い続けてきていると、生きていくつもりもないかもしれない。死ぬのは怖いとか、痛いのや苦しいのは嫌だからまだ死んでないだけかもしれない。生きていく気がなければ大きいお金を稼ぐ気も起きないだろうし、生きていくための知恵や仕事や受験のための知識・技術も無用のものとなる。
 
ゲームやアニメなど逃避対象に逃避している時間だけが生きた心地がして脳内伝達物質が分泌できることで、やっとのことで、自他を殺さずに済んで生きながらえてきたというのもある。(保安的観点)どこかでだましだまし引き延ばしてきたのが限界っぽくなることがあるかもだけど。
 
いずれは突きつけられること。
色々とため込んだ収集物(趣味のものなど)も自分が死んだら全部ゴミ。
 
病みつつ霧やもやがかかった回らない頭ではあるけれど、一日のわずかな時間だけでもまともに精神が活動して、見聞きすることや読み物などのインプットや以前考えたことの続きを書き続ければ、だんだん次に何をするかがはっきりしてくる。
儂の場合、それが片付けという形となったが、概念としてはオルドヌング(Ordnung)だった。
アーミッシュの生活の文章でオルドゥングの表記がヒットしたが、

SFC小論文を学ぶ! 科学技術の発展と暮らしのあり方 ?! ☆

オルドヌング(Ordnung)なんだろな。)
 
何をやったらいいかわかっちゃいるけど、体が動かない、ついていかないというのが、もどかしかった。
体力の低下、というよりは、もともと虚弱な方で代謝もよくないから、先天の気も後天の気もそんなに持ってないけど、成長期という名の天然のドーピングシーズン(成長ホルモンなど)で底上げされていた分のボーナスを加齢によって使い切って、元の虚弱に戻っただけかもしれないし、体内時計に合わない勤務体系やら体力に見合わないハードワークで止めを刺されて脳は壊れ、カラダはボロボロで回復がめちゃくちゃ遅いからかもしれない。
5年前のこの時期はキャリア的には再起不能だと思ってたし、JASSOの奨学金(第一種と第二種とを併用貸与)の返還期限猶予の作文を自尊心だだ下がりの気分損害モードで書いていたんだけど。のちのマイナス金利でスイッチ入って、繰り上げ返済でスコーンと完済できるたあ、予想だにしてなかったけど。
 
ビルドゥング(Bildung)は18歳から22歳までの大学学部の期間限定で、それなりの形を完成させなきゃならない(納期は入社試験)みたいなイメージで高校大学と過ごしたが、最近はむしろ「生活が陶冶する」(ペスタロッチの言葉)という言葉が刺さってきていて、学卒後の生活を実践する中で徐々に形作られるほうが大きい気がしている。

生活教育(せいかつきょういく)とは - コトバンク